高校のスポーツ推薦は人生の落とし穴にもなりかねない

スポーツのこと

✅スポーツで頑張っている
✅スポーツで全国大会に出た
✅スポーツ推薦で高校に進学したい
✅スポーツ推薦がもらえた

このような中学生の方やご両親にお伝えしたく、この記事を書きます。

私自身、全国中学生大会に出場しベスト32の結果を残し、6校からスポーツ推薦の声を掛けていただきました。また、兄・弟も同じくスポーツ推薦で特待生として授業料全額免除で進学したので、母親の話も交え書いていきたいと思います。

高校はスポーツ推薦で行きたい!行く!

そんな話を聞くと「すごいね!」「かっこいいね!」「いいな~!」ってなります。嬉しいですよね。スポーツを頑張っている人は称賛されることが好きな人が多いのではないでしょうか。【スポーツ推薦で進学が決まっている】となれば輝いて見えます。なぜなら、誰か(高校)に「あなたが欲しい」選ばれたからでしょう。大多数の中学生は自ら、この高校に行きたい、この高校でいいか、この高校に行きなさい、この高校に行くといい、と選択するか指示されることでしょう。

そもそもスポーツ推薦ってどうしたらもらえるの?

世の中にはいろんな話が飛び交っていますが、学校の方針などによってそれぞれでしょう。力を入れている部活動によっても学校内でも差があります。いくら私学といっても財源には限界があり、どこかで選手のレベルにラインを引き区分けします。
例えば、A特は全額免除、B特は半額免除、C特は推薦のみ、とか獲得希望選手の順番を決めてそれぞれにどの条件を出すか決めてから声を掛けているでしょう。

高校のスポーツ推薦の種類

スポーツ推薦の種類は大まかに三種類あります。

  • スカウト
  • 選抜
  • 自己推薦

スカウト

高校側から直接スカウトされる推薦のことです。
実績があり、早ければ2年生で声が掛けられることもあり、スカウトの場合は多くが入学金や授業料免除があります。結果が一番大事です。

選抜

高校の部活に参加したり、セレクションなどで選ばれる推薦のことです。結果が出ていなくても光る才能を見出されたり、やる気を見てもらえます。地方大会に出場してできると狙える推薦かと思います。

自己推薦

中学側の推薦と高校側のスポーツ枠の両方を満たして受験できる推薦のことです。

テニスラケットを振る女性

実際、どのように声を掛けられるか

これは私の体験談で書きますので、競技によっては異なるかと思います。
個人競技で中学校の部活ではなくクラブチームに所属していました。

同県の高校であれば、練習会で顔を合わせていた

県大会で上位の成績を残していると県協会が開催する強化練習会などに呼ばれます。そこで練習相手として高校の選手や監督たちがきてくれるので、そこで顔見知りになります。また、クラブチームの先輩たちが進んだ高校もあります。県外の高校からの誘いは全国大会での成績、もしくはクラブチームの監督と高校の監督が知り合い、などあります。

地方大会の段階で条件の話をなんとなくされた

だいたいの競技で中学生の大会は7月中旬から8月下旬までに、
地区大会
県大会
地方大会
全国大会
と過密スケジュールで進むかと思います。
この地方大会が行われる前あたりに、1校から全国大会に出ればスポーツ特待生で取りたいと声を掛けられました。正式な誘いではなかったのですが、こんな時期に言われるのか、と戸惑った覚えがあります。

スカウトされる

全国大会が終了後に、その他の高校からも声を掛けていただきました。これらは全て中学校に連絡が入り、親へ伝わり私に伝わってきました。
本来なら声を掛けてもらえた学校に練習に行ってみたり、直接高校の先生が話をしにきてくれます。
ただ、クラブチームの監督の元で高校も練習を続けていきたいこともあり、クラブチームの監督が顔が利く高校に進学することが早い段階で決まっていました。

ちなみに生活態度が悪かったり、成績が極端に悪かったり、遅刻や欠席が多かったり、いくらスポーツ推薦で取りたいとスカウトがきても、中学校側が断る場合もあるようです。

人生の落とし穴と私が言う理由

選択肢を一つに絞られる

未来よりも今が優先

選択肢を一つに絞られる

中学生の段階で自分がスポーツに向いているって誰が分かりますか?
怪我して競技ができなくなる可能性だってあります。
高校によっては専門の科(商業・農業・看護・家庭・工業など)があったりしますよね、その選択肢が部活動優先で選ぶから将来の選択肢が狭まります。というか、そのような選択肢があったことを、恥ずかしながら大学生になってから知ります。

未来よりも今が優先

スポーツ推薦で取ってくれる高校も監督自身も、私が成績を出せば高校の名が広まり、育てた監督の名が広まり、後に続く選手たちを取りやすい環境になっていく。部活動でいう名門校というのはそういった連鎖があって、いい選手が集まってきます。
もちろん、未来を見据えて育ててくれる監督もいるかもしれませんが、高校としてはそのように考えているところは少ないと思います。ただオリンピックに出場、メダルを獲得、となれば「出身校」として宣伝できますが、それはかなり狭い門となります。

水泳で泳いでいる

母親に聞いてみる

私

三人、スポーツ特待で入れたけど正直どうだった?

母

嬉しかったよ!子どもたちが頑張っていることが認められたわけだからね。

私

家計的には?

母

楽をさせてもらったように見えるけど・・・
遠征費や試合や病院や道具、試合も応援に行くのに旅費かかるし、お金を相当かかったよ!授業料免除分は軽く使ったと思う。

私

成人した子どもたちを見て思うことは?

母

一つのことを頑張ることはすごいんだけど、もっと選択肢を与えてあげれたらよかったのかもな、とは思うね。
お兄ちゃんは高校で、自分の進みたい道を競技から変更したけど、あなたと弟は実業団まで進んで狭い世界で暮らしてるけど今後どうするのかな?とは思う。ま、自分の人生だから好きに生きて欲しいけどね。

将来ちゃんと見えてる?その一言で良かった

一番近い親から言われたかった、真剣に話ができていたら良かった、気がします。
正直中学2年~3年生って反抗期も多少あって親の言うことを素直に聞き入れるわけがなかったかもしれません。言っちゃいけないような言葉もたくさん親に言ってきましたし、ちゃんと話ができる関係性でありたかったな、と思います。

スポーツでご飯が食べていけるのか?
全国大会で優勝することを目標にしているが、そのあとは?
本当にスポーツばかりでいいの?
将来の夢って?
スポーツだけをすることがその夢を叶えるための道なのか?

頑張ってほしい、でも後悔して欲しくないから、選択肢を限定させないで欲しい、と少しの助言があれば嬉しかったと思います。ここで重要なのは、「無理だよ!」「そんな簡単に優勝世界へは行けない」と否定することと、自分で決めなさい、と判断を全て子供に任せてしまうことだと思います。

スポーツを選ぶなら全力でコミットしよう!

中途半端になると時間を無駄にすることになります。

中学生のきみ、
本当にスポーツだけでいいのか、高校に入ってから考えればいいと思っていない?スポーツ推薦で入ると毎日部活部活部活で、授業にちゃんと集中できると思う?今ある目標を達成した時次は何を目指している?スポーツ選手で食べれている人がどれくらいいるかわかっている?スポーツ選手のセカンドキャリア問題を知っている?

スポーツを否定する気はありません。
見ている人を感動させるスポーツが好きだし、そうなりたかった。
その道はほんの一握りです。

スポーツを将来の道に選ぶなら、目標・目的をコミットしよう!
その中でどのような経験をして自分のスキルとなること(コツコツ努力ができる・負けず嫌いで努力ができる・挨拶がしっかりできる・礼儀マナーがしっかりしている・体力、行動力がある・集中力がある)など見つけてください。

ほんの少しでいいからスポーツだけじゃない道があることを覚えておいてほしいです。

合わせてこちらもご覧ください。高校進学後、大学についてです!

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